「24時間いつでもどこでも暖かい家」を求め、
石川県にある高気密高断熱住宅専門のコンセプト建築設計にて、富山県で家を建てました。
その結果、床下エアコン1台による床下暖房を行う家に住んでいます。
先日、暖かい家をつくろうとするとどうしても乾燥することをメモしました。
過去メモ:高気密高断熱の家は乾燥する・・・ちょっと待ってそうじゃない
我が家も暖かい家を志向しましたので乾燥はしやすいです。
それでもちょっとした乾燥対策を行えば、24時間床下エアコン暖房を稼働しても快適な湿度40-50%で推移できることを前回実証データを記録しました。
過去メモ:床下エアコン暖房の家は乾燥する?真冬の24時間湿度測定
今回は、どのような乾燥対策があるか?、そして、我が家で実際行っている乾燥対策は?をメモします。
Contents
家を建てる際に検討できる乾燥対策用住宅設備
全館調湿を導入する「デシカホームエア」
全館空調だけでなく全館調湿もしてしまうのが一番快適です。それがダイキンのデシカホームエアです。どの季節でも一定の湿度に!最強ですね。また、無給水加湿・無排水除湿ができるので手間なく楽ちんそうです。
コンセプト建築設計にて見積もりをとったことがあるそうですが機器&設置費用で150万円は超えるそうです。・・・はい、初期費用を聞いた時点で私には無理でした。イニシャルコストだけでなくランニングコスト・メンテナンスコストも考えると、家計に余裕のある家庭が導入できるものだろうと思います。うらやましいです。
全熱交換型第一種換気
24時間換気システムは導入必須ですが、その換気システムに潜熱の交換率が高い全熱交換型第一種換気を用いる方法もあります。
私は家づくり当時、温湿度共に回収することで暖房代のランニングコストも抑えられるのでこの第一種換気導入を悩んでいました。が、私はコンセプト建築設計さんとの打ち合わせの中で、第一種換気がなくても暖かい家ができると納得できたので、イニシャルコストが安くメンテンナンスが楽な第三種換気を選びました。そのため、私は第一種換気を導入していません。
最近ちょうどコンセプト建築設計さんのブログで、「第三種が標準、第一種はOP その理由は」という記事が出ています。参考になると思うので、検討中の方は見てみてください。第一種換気も第三種換気もメリットデメリットがあると理解した上で、どちらを選ぶか考えることが良いと思います。それを両方説明していただけるホームビルダーが信頼のおける相手になると思います。
加湿機能付きエアコン
こちらもダイキンが「うるるとさらら」で有名な加湿機能付きエアコンです。私は床下エアコンでの全館暖房であり、床下(基礎内)を加湿する必要はないので私は採用しませんでした。
通常のエアコン暖房で不快にも温風があたる場合は導入してもよいかもしれません。
家を建てた後に検討できる乾燥対策用住宅設備
加湿器
暖かい家づくりをする限り乾燥は避けられず、その際真っ先に検討すべきは加湿器だと思います。当たり前といえば当たり前なのですが、複数のメーカーで競って商品展開し、方式も複数あるので、選択するラインナップも多く、価格もある程度こなれています。
方式によって電気代が異なりますので用途にあわせて検討が必要です。
※価格com「加湿方式の違い解説」より
電気代のほか、メリットデメリットの記載がありわかりやすいです。
床下エアコン暖房の我が家が行っている乾燥対策は?
では、私が実際行っている乾燥対策です!が、実はたいしたことをしていません。
床下エアコン暖房では、温風が直接体にあたらないこともあり、設備として導入しているのは、加湿器1台とサーキュレーター1台のみです。
大容量の気化式加湿器
私が購入した加湿器1台のみです。機種選定には以下の点を重視しました。
- ランニングコスト(電気代)を下げたい。⇒気化式加湿器に決定
- イニシャルコスト(初期費)を下げたい。⇒台数を1台に決定
- 水補給の回数をできる限り少なくしたい。⇒大容量タイプに決定
家づくりでは「暖かい家」「楽ちんな家」「開放的な家」を目指したくらい、非常に面倒くさがりなので、水の給水作業もできるだけしたくない、でも24時間加湿器を稼働したいということで、超大容量タイプの気化式加湿器を1台購入しました。
また、超音波式・スチーム式は明らかに電気代がかさむので、全館用に使用することは避けるべきと判断しました。気化式の欠点である急速に加湿できないことを解消したハイブリッド式(温風気化式、少し電気代高い)もありますが、家で1日中につけっぱなしにすることを考えると、気化式で十分だと考えます。
大容量の気化式加湿器となると、当時Panasonicさんしかやっていなかったので自動的にそちらに決めました。
サンルームで物干し&サーキュレーター稼動
サンルームで物干しをして、サーキュレーターを稼動させています。
湿気が違う部屋に風とともに動くこと、洗濯物が早く乾くことを同時に期待しています。
サーキュレーターはアイリスオーヤマの普通のタイプです。首振りとタイマーがついているくらいです。
今日のまとめメモ
暖かい家づくりには必須の乾燥対策、検討したことと実行したことをまとめてメモします。
- 家づくり検討時には、全館空調デシカホームエア・全熱交換型第一種換気・加湿機能付きエアコンを検討はしたが、導入はしなかった。
- 家を建てた後、電気代が安く水補給回数の少ない大容量気化式加湿器1台&サンルームにサーキュレーター1台を導入し、湿度40-50%を保つことができた。
- 床下エアコン暖房では、直接温風があたらないために、肌表面が乾燥しづらい。カサカサしない。
上記に記載したとおり、大容量気化式加湿器と物干しついでのサーキュレーターの各1台で乾燥対策がしっかり機能しています。これに、床下エアコン暖房という直接風があたらないことが加わり快適に感じられる気がします。
私の場合、大容量気化式加湿器で正解でした!
コメント
はじめまして。
10月に床下エアコンを採用した新居に引っ越しし、冬の乾燥対策に悩んでいます。
とても参考になる記事をありがとうございます。
アパート時代の加湿器では追いつかなくなってきたので、大容量の気化式加湿器を購入しようと思います。
ひとつ質問なのですが、お風呂のドアを開けっ放しにされる際にお風呂の換気扇は切っておられますか?
お風呂の換気扇を回すと湿気も室内の暖かい空気も逃げそうだけど、回さないと換気扇のダクトがカビるのでは…?と思いまして。
ご回答いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
全く更新ができていないブログにもかかわらず、閲覧頂きありがとうございます。
24時間換気の換気ルートに浴室換気も含まれているなら常時稼働、含まれていないなら入浴時以外は非稼働とする、でよいのかなと思いました。私の場合は後者となっており、切っています。
浴室換気扇ダクトがカビる可能性はどちらにせよ否定できないですね。排出用の換気扇とはいえ懸念あれば、常時稼働や防カビくん煙剤を適時使用するなどの対策になりますかね。くん煙剤はよく使ってます!