「24時間いつでもどこでも暖かい家」を求め、
石川県にある高気密高断熱住宅専門のコンセプト建築設計にて、富山県で家を建てました。
その結果、床下エアコン1台による床下暖房を行う家に住んでいます。
先日、24時間の住宅のあらゆる個所の湿度データにて、常に40-50%の快適な湿度を確保できていることを確認しました。
過去メモ:床下エアコン暖房の家は乾燥する?真冬の24時間湿度測定
今回は、1日だけの記録ではなく、2月真冬の1週間の湿度がどうだったか?をメモします。
前回の24時間測定時同様、冬の快適湿度といわれる相対湿度40%以上を確保できているか?が目安となります。
Contents
測定条件、測定個所など
以前メモした温度測定を行った際、同時に湿度も測定されているので、それを用います。
過去メモ:床下エアコン暖房の実力は?真冬の24時間温度測定
過去メモ:床下エアコン暖房の実力は?真冬の1週間温度測定
日時
02月19日~25日の1週間
床下エアコン設定温度
23度
延床面積
44坪(88畳)
測定個所
- 玄関外 :屋外の湿度測定
- 1階LDK :床下エアコン設置付近1階の湿度測定
- 1階寝室 :床下エアコンから離れた1階の湿度測定
- 2階個室 :床下エアコンから離れた2階の湿度測定
- 床下寝室 :床下エアコンから離れた床下の湿度測定
測定ツール
Netatmoウェザーステーション
1週間の湿度推移(2月19日~2月25日の結果)
2月19日~2月25日推移となります。
なお、外気温0~10度、室内気温は21度±2度ほどです。(温度詳細は過去メモを参照ください。)
玄関外(屋外湿度)
屋外湿度は40%~90%の間で推移していました。90%ともなると天気は雨雪でした。
晴れた時には、陽がのぼり暖かくなる昼から夕方にかけて急激に湿度が下がっています。
さすがに外では天候の変化に伴い、温度以上に急激な増減が見られます。
1階LDK(床下エアコン設置付近)
1階LDKは41%~46%の間で推移しています。快適湿度40%を上回って推移しています。
床下エアコンの設置付近なので温度も最も暖かく一番湿度が下がる場所だと思います。
金曜夜に41%まで下がったのは、加湿器に水補給を忘れてしまった影響です・・・。
1階寝室(床下エアコンから離れた位置)
1階寝室は48%~50%の間で推移しています。快適湿度40%を上回って推移しています。
床下エアコンから離れた位置なのでLDKに比べやはり湿度は常に高いですね。
LDKほどではありませんが、加湿器への水補給忘れの影響が少し出ています。
2階個室(床下エアコンから離れた位置)
2階個室は48%~52%で推移しています。快適湿度40%を上回って推移しています。
こちらも寝室同様、床下エアコンから離れている分、温度が僅かに低く相対湿度は高いです。
床下寝室(床下エアコンから離れた位置)
寝室の床下は39%~41%の間で推移しています。
床下エアコンから離れているとはいえ、床下はエアコン温風が常にまわりこんでいるので乾燥傾向にあるようです。床下で暮らしているわけではないので、問題はなしです。
今日のまとめメモ
富山県で真冬2月の室外と家じゅうの1週間湿度測定をしました。
暖かい家づくりをすると乾燥するものの、乾燥対策を行えば真冬も常に湿度40%を下回ることはなさそうですね。
あとは大容量の加湿器で1日1回の給水だけで済んでいるとはいえ、給水を忘れると湿度が低下することも改めてわかりました。
過去メモ:暖かい家づくりで必須な乾燥対策、さて何をする?
- 快適な湿度環境は相対湿度40%~60%、冬は40%以上が目安。
- 床下エアコンに近いLDKは41%~46%、遠い寝室・2階個室は50%程度で推移。
- 暖かい家でも簡単な乾燥対策をすれば快適な湿度環境は得られる!
- 温風が直接肌にあたらない床下エアコンは普通のエアコン暖房よりも肌乾燥しない!
これまでのメモから、温度も湿度も、24時間推移・1週間推移共に安定して、暖かく十分に快適な湿度を確保できていることがわかりました!床下エアコン暖房を導入しようと決心するには覚悟が必要でしたが、ようやく体感としても数値としても安心できました。
床下エアコン暖房が最高!とは思っていません。それよりも、自分の家へのコンセプトに対し、会話をしっかりと行い納得と信頼のできるホームビルダーで家づくりができて良かったな、と思います。
コメント
加湿器はどの程度お使いなのでしょうか?
よろしければ機種も教えていただけるとありがたいです
コメントありがとうございます!
パナソニック社製の気化式加湿機でFE-KXF15というモデル1台のみ使用しています。冬場は24時間稼働していますが、気化式のため電気代が気にならず、タンク容量が大きいため1日に1度の水補給です。
くわしくは「暖かい家づくりで必須な乾燥対策、さて何をする?」というメモに記載もありますのでぜひ確認ください。