「24時間いつでもどこでも暖かい家」を求め、
石川県にある高気密高断熱住宅専門のコンセプト建築設計にて、富山県で家を建てました。
その結果として、床下エアコン1台による床下暖房を行う家に住んでいます。
今回は、家づくり検討中に見つけた、地元ハウスメーカーの年間着工件数ランキングの探し方です。ランキングなので地元の件数トップビルダーを確認できます。
単純に着工件数が多いからといって、財務体質が健全とは限らないですし、まして良質な家づくりができるとも限りません。おおよその規模感を把握する参考にしてくださいという意味です。
但し、北陸(富山県・石川県・福井県)+新潟県限定の探し方なので、全国各地での調べ方ではありません。ご容赦ください。
Contents
「住宅羅針盤」 を見よう
株式会社北陸工業新聞社発行の建設工業新聞という新聞があります。
この新聞の住宅羅針盤という定期発行記事で、最新の年間着工件数ランキングが発表されます。石友ホームさんの展示場に行くと大体記事が置いてあり、我が社は着工件数富山一だと説明を受けます。
着工件数ランキング記載時の住宅羅針盤の記事が公式サイトでも見れるようになっています。
先に書いたとおり、富山県・石川県・福井県・新潟県の各県でのホームビルダー別着工件数ランキングがあります。自分の住む県で、どのホームビルダーが棟数多いのか、参考になります。
2016年度住宅着工件数
住宅羅針盤の記事情報を基に、2016年度着工件数をまとめてみました。
富山県
石友ホームとその系列でローコスト住宅のウッドライフホーム・インカムハウスがやはり棟数多いです。続いて、オスカーホーム、タカノホーム。そのあとに石川県のローコスト住宅である秀光ビルドが続きます。5番手に大手ハウスメーカー住友林業。なにかの記事で見たのですが、富山県は木造住宅を好む傾向にあるそうて、軽量鉄骨造比率が全国比較で少ないそうです。
石川県
1位2位がローコスト住宅のAXSデザイン(さくらホーム)と秀光ビルド、そのあとにニューハウス工業が続きます。ニューハウス工業は富山県でも見かけますが石川県に本社のある会社なんですね。そのあと、石友ホームグループのウッドライフホームが続きます。高級志向の玉家建設は6位に。大手ハウスメーカーは8番手に軽量鉄骨造の大和ハウスが続いています。
実際の記事には、年間棟数10棟以上でランキング50位くらいまで記載ありますので、記事で詳細を確認してみてください。年間10棟を超えると、北陸地方の県内では十分に大規模なビルダーといえそうです。
見るときの注意点
各県での着工件数であること
各県での着工件数ランキングなので、全国展開や県外でも着工している棟数はカウントされませんので、その点は気をつけてみる必要があります。
たとえば、石友ホームは富山県ではランキング1位ですが、石川県では6位になります。各県での着工件数ランキングによるためです。石友ホーム全体の着工件数まではわかりません。
とはいえ、おおまかな規模の把握には十分活用できると思います。
分離発注方式の建築設計事務所は出てこない
私が家づくりを依頼した設計事務所であるコンセプト建築設計さんの年間棟数は20棟程度、石川県ランキングに入る規模感です。が、ランキングに入っていません。
これは、この住宅羅針盤では、分離発注方式の設計事務所の棟数はカウントはされてないということのようです。コンセプト建築設計さん自身は棟数を追うことはしていないと言われていたのでそれはそれで良いのかもしれません。ただ、家づくりを検討する施主側すると、棟数を一定持っているかどうかは気になるところです。
とはいえ、やはり年間10棟~20棟建てていれば、北陸地方の県内では十分に規模の大きいビルダーということになりそうですね。
今日のまとめメモ
全国展開の大手ホームビルダーはネットで調べるだけで着工件数や損益情報など財務健全性を見ることは可能ですが、地元のホームビルダーの情報はなかなかありません。
住宅情報誌は基本的にホームビルダーが広告料を払って宣伝している内容ですので、良いことしか記載はありませんし、相対比されてしまう着工件数を記載することもまずありません。
損益情報までは不明ですが、地元のホームビルダーの規模感をつかむには良いと思いますので住宅羅針盤を参考に見てみてください。
繰り返しですが、単純に着工件数が多いからといって、財務体質が健全とは限らないですし、まして良質な家づくりができるとも限りません。特に、良質な家づくりができるか、は、別次元の話です。自分の家づくりのコンセプトと合致しているかどうかは、また別の視点で確認することをお勧めします。暖かい家づくりがコンセプトであれば以下の過去メモを見ていただければ嬉しいです。
過去メモ:そのハウスメーカー、本当に暖かい家を造ってくれますか?
住宅羅針盤にも載っていない、でも気になるホームビルダーの棟数実績を確認する方法も家づくり当時たまたま見つけましたので、メモしたいと思います。絶対に確認できるとは限らない方法ではありますが参考になれば幸いです。