春に建てた床下エアコンの家で気をつけるべきこと

24時間いつでもどこでも暖かい家」を求め、
石川県にある高気密高断熱住宅専門コンセプト建築設計にて、富山県で家を建てました。
その結果として、床下エアコン1台による床下暖房を行う家に住んでいます。

春や梅雨といった今頃に基礎断熱の家の引き渡しがある場合には要注意事項があります!
ようやく2年目の温湿度データも取得できたのでデータを基に説明したいと思います。

床下エアコン=基礎断熱の家のリスクと対策

過去メモ「床下エアコン暖房のリスクと対策とは?」でも書いたとおり、床下結露のリスクがあります。あくまでリスクであり、対策で解消することが可能ですが、知らず知らずのままだと床下結露からカビが発生する可能性もあり、気をつける必要があります。

基礎コンクリートから2年は蒸発するというその水分が床下の湿度を上げてしまうのです。実際に上がってしまうのは事実ですが、床下エアコンで再熱除湿を行えば湿度は低下しますので、床下湿度を確認しながら特に梅雨時1-2年は再熱除湿を行っています。

本当に床下湿度は上がっていたのか? 1年目梅雨時

上記の床下結露のことは常にどのサイトでも記載ありますが、せっかく温湿度データロガーのNetatmoウェザーステーションを持っているので記録してみました。

正確にいうと、5月29日まで床下エアコン暖房をかけていたので、5月30日からがエアコン停止期間です。5月30日以降は徐々に徐々に床下湿度が増加し80%を超えました。これを見て、6月4日以降に慌てて床下エアコンを再熱除湿に変更しました。

やはり、春先に家を建てた場合、梅雨時の湿度高い期間は、床下湿度も上昇しています。
また、再熱除湿で確実に除湿されていることも確認できました。(床下エアコンによる再熱除湿のみ、床下設置のサーキュレーターは未使用)

本当に床下湿度は上がっていたのか? 2年目梅雨時

対して、2年目となった今、床下エアコンをかけずにどうなっているか?を示します。

床下湿度2年

1年目同様、外の湿度は増減を繰り返しています。それに対して、外の湿度に多少影響は受けているものの、床下エアコンが非稼働でも床下湿度は60%前後で安定的に推移しています。

なぜ2年目になると床下湿度は安定するのか?

水蒸気

基礎コンクリートの水分蒸発量が低下してきていることによります。
では、なぜ低下してきているか?となると、1年目の秋冬に床下エアコン暖房を24時間連続稼働していたことで、結果的に基礎コンクリートを乾かしていたことによると思われます。

今後の床下湿度検知について

5月6月と梅雨時期は続き、基礎コンクリートも完全に乾いているわけではないと思いますので、引き続き床下湿度を確認していきます。

引き続き床下湿度が70%を超えるかを、Netatmoウェザーステーションで検知し、スマートフォンにリアルタイムで通知が来るように設定しています。その内容を基にスマートフォンから、スマートリモコンのNatureRemoで暖房または再熱除湿を稼働させる予定です。

(過去メモ「床下エアコンをスマートフォンで操作するには?スマートリモコンNatureRemo導入」)

今日のまとめメモ

  1. 春・梅雨時に建築した場合、床下結露を起こすリスクが高い。
  2. そのため、1-2年目は梅雨時に、床下エアコンにて再熱除湿を行い対策を行う。
  3. 1年目の越冬時に床下エアコン暖房24時間連続稼働させれば2年目から床下湿度は低く安定する。
  4. 2年目以降は基本的に問題ないが、万が一のため温湿度データ記録は継続、スマホへのオンライン通知で予防する!

4月は色々あって、くらしメモを更新できずでした・・・が、もう1度ゆっくりながら更新していたきたいと思いますので、家づくりやDIY、ガジェットに興味ある方、ぜひ気長に見ていただければと思います。

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