床下エアコン暖房の実力は?玄関・トイレ・風呂・2階の床表面温度を測る。

24時間いつでもどこでも暖かい家」を求め、
石川県にある高気密高断熱住宅専門コンセプト建築設計にて、富山県で家を建てました。
その結果として、床下エアコン1台による床下暖房を行う家に住んでいます。

先日のメモにて、1階LDK・寝室・2階個室・床下の24時間・1週間の温度推移を報告させてもらいました。
過去メモ:床下エアコン暖房の実力は?真冬の24時間温度測定
過去メモ:床下エアコン暖房の実力は?真冬の1週間温度測定

今回は、それ以外の、玄関・トイレ・風呂・和室(畳)といったLDKや寝室ほど長居はしないものの毎日の生活で必ず過ごす場所の温度を測ったので、メモしたいと思います。

測定時期や外気温・LDK温度は?

日時は3月2日AM10時頃となります。
当時の外気温やLDK/寝室などの温度は以下の通りです。

Netatmo180302

外気温 1階LDK 1階寝室 2階個室 床下(寝室側)
4度 22.2度 20.2度 19.5度 23.6度

3月になり、0度近辺を推移した2月から少しずつ春に近づいているとはいえ、外気温はまだ4度の環境でした。対して、家の中は20度近辺で安定的に推移していたようです。
なお、床下エアコンの暖房温度設定は23度としていました。床下温度はほぼ設定どおりです。

画像は、前回紹介したNetatmoウェザーステーションの記録をスマートフォンで見たときのスクリーンショットになります。温度・湿度・二酸化炭素濃度・騒音環境を、30分または1時間で自動更新され、常にスマートフォンで最新状況を把握できるのでこの商品はやはり使い勝手が良いなと思います。

 温度の測定方法について

Netatmoは先に示した個所に常駐させて24時間測定していますが、トイレや風呂などにはさすがに設置していません。(Netatmoが親機子機で全5台しか連携できないこと、また親機から追加購入となると費用がかさむため。)

そのため、今回は簡易的に、各場所の床面赤外線放射温度計で測りました。
赤外線放射温度計とは、以下の画像のような銃みたいな形状で、赤外線にて非接触で温度を測る商品です。

測定個所

測定個所は、個室として床下ガラリもなく、床下エアコンで本当に暖かいのか?と疑問に思う場所を選んでみました。

  1. 玄関タイル(室内側)
  2. 和室畳表面(1階)
  3. トイレタイル(1階)
  4. 浴室床(1階)
  5. 無垢フローリング(2階)

正確に言うと、和室のみ畳横に桧フローリングがあり床下ガラリが設置されています。

測定結果

玄関タイル(室内側)

玄関室内側0302

玄関タイル表面温度ですら19.7度あります。
玄関なのでさすがに裸足で足を載せることはありませんが冷たくないようです。
もちろん靴を脱ぎ履きする際に座る廊下の無垢フローリングも全く冷えていません。廊下でよく子供と座って遊んでいるくらいです。
玄関タイルだとわかるようにサンダルと撮ってみましたがわかりづらいですね・・・。

和室畳表面(1階)

和室畳0302

畳表面温度が21.7度です。
もちろん座っていても寒くないです。よく子供たちがゴロゴロしてます。

トイレタイル(1階)

トイレ0302

トイレタイル表面温度が23度です。
床下エアコンでもさすがにタイルだと冷え冷えとしそうかと思い、クッションフロアと悩みましたが見栄えも考慮し覚悟してタイルを選択しました。コンセプト建築設計代表の橋本さんには大丈夫です、と言われていたものの少しびびっていました。いや、だいぶですね。
が、タイルであってもなんら問題なく暖かいです。
また、トイレには床下ガラリを設置していませんが、トイレ個室としても十分暖かいです。ヒートショックを起こす心配はなさそうで一安心です。

浴室床(1階)

浴室0302

浴室床表面温度が22.2度です。
もちろん床下ガラリは設置されているわけありませんが、それでも十分暖まります。
トイレ同様、ヒートショックからは無縁の浴室となりました。
ちなみに、風呂はTOTOのサザナを採用し、床面は「ほっカラリ床」です。
ほっカラリ床の柔らかさと相まって、快適だと思います。

2階無垢フローリング(2階)

2階0302

2階無垢フローリングの表面温度は20度でした。
2階はLDK吹き抜けからくる暖気のみで暖まっているので心配でしたが20度あれば冷えることはないかな、と思いました。(まだ2階は活用していないので過ごした感想ではないです。)
2階であることを証明?するために、階段の段差を一緒に撮影しました。

今日のまとめメモ

Netatmoによる主要個所の温湿度推移だけではなく、普段過ごす風呂・トイレ・玄関といった個所の温度測定をしました。

  1. 測定条件は3月2日10時頃、Netatmoデータは以下の通り。
    外気温 1階LDK 1階寝室 2階個室 床下(寝室側)
    4度 22.2度 20.2度 19.5度 23.6度
  2. 普段過ごす個所の床表面温度を測定した結果は以下の通り。
    玄関 和室畳 トイレ 浴室 2階フローリング
    19.7度 21.7度 23度 22.2度 20度
  3. トイレや浴室だけでなく玄関タイルすら20度程度温度があり、ヒートショックに強い。
  4. 床表面温度を測定するには赤外線放射温度計がおすすめ。手頃な値段なので導入も簡単。
  5. 何枚かの写真がぼやけていた・・・。下手。

高気密高断熱・床下エアコン暖房の実力は家を建てる前は、色々と調べ信じていたものの、いざ自分が建てることになると、住んだ経験がないのでどうしても心配になっていました。今回の実測値にて体感だけでなく数値として自分自身安心を得られましたし、これから検討される方々の参考にもなれば嬉しいです。
写真撮影は今後上手くなるよう気をつけていきます!

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