「24時間いつでもどこでも暖かい家」を第一キーワードとして、
高気密高断熱住宅専門建築設計事務所である石川県のコンセプト建築設計さんにて
富山県での家づくりの依頼をしました。
その結果として、床下エアコン1台による床下暖房を行う家に住んでいます。
今回は、実測した床下エアコン暖房による温度推移をメモしたいと思います。
まだまだ北陸地方ではマイナーな暖房方法で心配な方も多いと思いますが(私もそうでしたので)、床下エアコン暖房に興味ある方はぜひ見てみてください!
Contents
家じゅうの温度湿度を24時間測定する
高気密高断熱の床下エアコン1台による全館空調・・・となると、本当に暖かいのかどうか気になりますよね。
しかも体感だけでなく、本当に実測温度がどの程度なのか?
本当に24時間いつでも暖かいのか?
本当にどの場所でも暖かいのか?
住んでみて体感で満足していますが、どうしても実際の温度が気になってしまい、
24時間温度湿度CO2濃度を計測し、スマートフォンからモニターできる商品を購入!
ネタトモ社のウェザーステーション(Netatmoウェザーステーション)という商品です。
親機(屋内)と子機(屋外)を設置し、設置した場所の温度・湿度・二酸化炭素濃度などを測定できます。
見た目もよく、簡単にWi-Fiに接続するだけの扱いやすい商品だったのでおすすめです。
将来的には、商品レビューもしたいと思います。
これで、家じゅうの温度をくまなく測る体制ができました。
前提となる家の大きさ
延床面積 44坪(88畳)の大きさになります。
この家を、18畳用エアコン1台を床下エアコンとして稼働し24時間全館暖房を行っています。
過去メモ:雪国富山で暮らす我が家の空調設備
温度測定個所
測定を行っている個所は、床下エアコンに近い位置と遠い位置を選びました。
- 玄関外 :屋外の気温測定
- 1階LDK :床下エアコン設置付近1階の気温測定
- 1階寝室 :床下エアコンから離れた1階の気温測定
- 2階個室 :床下エアコンから離れた2階の気温測定
- 床下寝室 :床下エアコンから離れた床下の気温測定
屋外の外気温測定が1個所、室内の1階に2か所、2階に1個所、床下に1個所の計5個所に設置しました。
1日の温度推移(2月23日の結果)
肝心の温度測定ですが・・・昨日2月23日の24時間推移となります。
まだまだ寒い冬の季節の温度として見てください。
玄関外(屋外気温)
屋外気温は0度から10度の間で推移していました。ちょうど±10度です。
深夜は0度、朝方から夕方にかけて温度が上昇し、夕方には10度、そして陽が落ちるタイミングで急激に気温が下がっていたようです。
1階LDK(床下エアコン設置付近)
さきほどの外気温に連動して大きく動いていますが・・・目盛りの桁が違うことに注意して見てください。
1階LDKは21度から23度の間で推移しています。わずか±2度です。
1階寝室(床下エアコンから離れた位置)
1階寝室は19度から20度の間で推移しています。±1度です。
床下エアコンから離れた位置なのでLDKに比べ2度ほど低くなります。
が、寝室は暖かすぎても困るので間取りプランニングの際、このような配置となりました。
空調設備メーカーのダイキン社の公式サイトには、
「人間の快眠に最適な寝室の温度は15℃~21℃」
とありましたので、確かに今の温湿度で適温かなと感じています。
参考サイト:エアコン節電情報_ダイキン工業株式会社
2階個室(床下エアコンから離れた位置)
2階個室は18.5度から21度の間で推移しています。±2.5度です。
1階LDKの吹き抜けから床下エアコンの暖気だけでこの程度の温度まで上がります。
なお、2階はまだほとんど使用していないので、シーリングファンを使っていません。
子供が大きくなり子供部屋として使用する際には、シーリングファンで気流循環をする予定です。
床下寝室(床下エアコンから離れた位置)
寝室の床下は22度から23度の間で推移しています。±1度です。
床下エアコンから離れた床下気温も23度なので、無垢フローリングも全く冷たくなく裸足で過ごしています。
今日のまとめメモ
富山県で真冬2月の外気温と家じゅうの24時間温度測定をしました。
高気密高断熱住宅で床下エアコン1台による24時間暖房の効果は数値でも暖かいと言えるのかな、と思いました!
- 富山県2月23日の外気温は0度か10度の間で推移した。
- 室内は21度前後で±1-2度程度。LDKが21度から23度、寝室19度から20度、2階が18.5度から21度、床下22度から23度。
- 床下エアコン1台による床下暖房はしっかり効果があり暖かい!!
- 家じゅうの温湿度測定には、NETATMOウェザーステーションがおすすめ。